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第16回在日同胞大登山大会 「来年は若者も連れて」

結成当初から毎年参加してきたメンバーで、百名山登はんの記録写真を背に記念撮影

吹割の滝を背に

百名山登はんを達成し、金載英会長から花束を受けとる崔種楽氏(右)

 第16回在日同胞大登山大会(主催=在日本朝鮮人登山協会)が9月26〜27日に行われ、群馬県にある至仏山登山と尾瀬ヶ原散策を180人の同胞登山愛好家が楽しんだ。

 今年で同登山協会は結成(1995年8月20日)15周年を迎えた。それに向け同登山協会は、昨年の4月から今年の9月にかけて百名山登はん完遂の目標を達成した。

 各地のメンバーは登はん時に頂上に立つと、持参した登山協会のロゴと統一旗がプリントされた旗を掲げ記念撮影をするのが慣例。その100枚の写真が、初日の宴会場に展示された。

 登山を終えた同胞たちは口々に「2日間とても楽しかった。日本各地からこんなに多くの同胞が集まる行事はそう多くはないと思う。それが何よりも素晴らしい」と話していた。

 帰りの車中で金英名誉会長は、「祖国が分断されて65年。また、『韓国併合』から100年もの間、朝鮮民族は耐えがたい苦難の道のりを歩んできた。このままでいいものか。今こそ各地の同胞が団結し、組織の力をさらに強めていかなくてはならない。北海道から九州まで一度に集まるのは大変だが、来年も1人が2人、2人が3人を呼んで多くの人を集められるよう努力していこう」と力強く訴えた。

 今回集まった同胞の平均年齢は約50歳。同胞たちは「同登山協会がさらに拡大、発展していくよう来年は多くの若者を連れて集まろう」とかたく約束を交わし、今年も無事大登山大会が終了した。(文・尹梨奈、写真・盧琴順)

[朝鮮新報 2010.10.4]