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京都・西陣で朝・日親善の集い 友好親善の伝統受け継ぎ

 「2010年西陣朝・日親善の集い」が5月29日、ルビノ京都堀川で行われ、総連西陣支部の金鐘現委員長をはじめとする同胞、関係者ら、林田洋・京都府議会議長をはじめとする府、市議会議員、日本人士ら134人が参加した。

 主催者を代表しあいさつした金健一・総連西陣支部宣伝広報部長は、西陣地域ではこれまで、同胞と日本市民が共生し心と力を一つにして、民族教育の権利など在日朝鮮人の権利擁護と朝・日友好親善の促進のためにさまざまな活動を行い連帯の幅を広げてきたと報告。「韓国併合」100年を迎える今年、正しい歴史認識を共有し、朝・日間の真の平和と友好を目指して共に歩んでいこうと呼びかけた。

 小林昭朗・京都市議は、西陣地域で日朝友好親善が続いてことを誇りに思うとし、国家間の関係が複雑な状況でも地域レベルでの友好と親善、共生共存の伝統を受け継いでいこうと述べた。

 集会では、京都府立大学前学長の井口和起氏が「韓・日併合100周年、今、真の平和と友好に向けて」という題目で講演を行った。井口氏は、「在特会」による朝鮮学校襲撃や「高校無償化」における朝鮮学校はずしなど、一連の問題の根底には、日本の植民地支配があると指摘。「韓国併合」の違法性、現在までつながる対朝鮮政策の不当性などについて言及した。

 金鳳永・西陣長寿会会長の乾杯のあいさつで始まった宴会では、京都朝鮮第3初級学校、朝青西陣支部、京都朝鮮歌舞団による公演、朝鮮学校への「高校無償化」適用を求める署名活動のアピールなどがあった。

 今回の集会を準備する過程で、青商会、朝青の青年たちが大きな役割を果たした。当日も30、40代同胞の参加が目立った。朝・日友好親善の伝統を受け継ぐ決意を固めていた。【西陣分局】

[朝鮮新報 2010.6.30]