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朝銀西創立10周年記念 倉敷支店が感謝イベント

地域に根ざした組合を

 朝銀西信用組合創立10周年を記念し3月24日、倉敷支店で「一日支店長in感謝デー」が行われた。倉敷支店では「奉仕」「密着」「発展」をモットーに昨年8月、「倉敷大納涼祭」を開催。それに続く組合創立10周年記念キャンペーンの一環となったこの日のイベントには、地域同胞を中心に290人が参加した。

20人の一日支店長

40人が受講し、好評を博した「チャングムのキムチ教室」

 一日支店長には朝銀倉敷支店の理事、総代、女性後援会「モンラン会」の幹事ら20人の同胞が就任した。

 倉敷支店の李在寿支店長は、「日頃の感謝の気持ちを大切にし、時代の変化と同胞の要求に応える支店にするため、みなさんの知恵と力を借りて基盤の拡大を図りたい」と語った。

 大役を任された一日支店長たちは、知恵を出し合い企画を進めてきた。当日は職員とともに早朝から最後の準備に取りかかった。昨年の納涼祭では着実な積み重ねの結果、500人の予想を大きく上回る約800人が参加した。これが関係者にとって大きな励みになっていた。この日も250人の予想を超える290人が参加。地域同胞社会の活性化に寄与した。

 会場には地元寄島産の焼き牡蠣、朝鮮料理の売店や、「チャングムのキムチ教室」、野菜詰め放題、マッサージコーナー、足岩盤浴、アイメイク、手相占いのほか、川柳、思い出の写真、フラワーアレンジメント、ポジャギなどの各種展示コーナーが設けられた。来場者には、焙煎コーヒー、朝鮮伝統料理が振る舞われた。一日支店長たちのほかにも、「モンラン会」の李鈴子会長をはじめとする役員たちが、接客、販売に奔走。至れり尽くせりのサービスが提供された。

参加型で大好評

290人が参加し、にぎわったイベント

 とくに好評を博したのが、「チャングムのキムチ教室」だった。

 本場のキムチ作りを習えるうえにおみやげも付くとあって予想以上の反響があった。事前予約制だったが、当日はキャンセル待ちがでるほどの人気ぶりだった。午前、午後合わせて40人が受講した。

 講師を務めたのは、料理好きが高じて7年前に朝鮮惣菜の店をオープンした金雪枝さんだ。3年前にも「モンラン会」の料理教室の講師を務めている。

 キムチ作りのほかにもヤンニョム(調味料)の応用編や宮廷料理「クジョルパン(九節板)」の作り方の講習もあり、「お得感」のある「キムチ教室」となった。

 最後には旅行クーポン券(特等)が当たる抽選会が行われた。

 特等に当選したある参加者は、「今までの感謝デーとは違い、参加型でとても楽しかった」と話していた。

 職員ならびに一日支店長たちは、今回掲げたフレーズの「これからも100年愛される朝銀を目指してがんばります」にあるように、地域に根ざした組合を作っていこうと誓った。【倉敷モンラン会】

[朝鮮新報 2010.4.19]