108、109番目の地域青商会が結成 朝鮮学校守り、同胞社会の活性化を |
今年で結成15周年を迎える青商会の京都府西地域青商会と群馬県中北地域青商会がそれぞれ結成された。これで地域青商会組織の数は109となった。
■京都府西地域青商会 京都府西地域青商会の結成総会(写真)が3日、京都朝鮮会館で行われた。府下7番目、全国的には108番目の結成となる。総会には、総連西支部、西商工会、青商会中央、京都府青商会の役員と府下会員ら80余人が参加した。 結成総会であいさつした青商会中央の姜尚賢会長は、総連第22回全体大会と青商会結成15周年を迎える時期に行われている結成総会が、青商会会員だけでなく各地の活動家と同胞に大きな力を与えていると述べた。そして、西地域青商会が新たな会長を中心に団結することで、より豊かな地域同胞社会をつくってもらいたいと呼びかけた。 西地域青商会結成準備委員会の金志浩委員が、青商会結成までのう余曲折について報告した。 総会では、金輝修・初代会長をはじめとする6人の役員が選出された。 金会長は、朝鮮学校を守り、支援し、発展させていくことと、地域同胞社会の活性化のために今後尽力していきたいと語った。 総連西支部・姜主淳委員長は、民族性を後代にしっかりと伝えていくためにも、西青商会には今後大きな役割を果たしてもらいたいと激励した。 西青商会の結成には、団結とネットワークの力で豊かな地域同胞社会を作っていこうという使命感に燃えた30代同胞青年たちの思いがつまっている。とくに、交流と親ぼくが目的の「親西会」による月に一度の食事会、夏と冬の家族交流会、京都第1初級での「一日労働」などの地道な活動が、青商会結成の土台になっている。今年2月13日には結成準備委員会が正式に発足。準備会議、学習会、戸別訪問などを経て結成総会を迎えた。 西青商会の常任幹事らは総会当日、小公演を披露し、朝鮮学校を先頭に立って守っていく決意を見せ、拍手喝采を浴びた。西青商会は、総会当日の参加費と賛助金の中から15万円を4日、京都第1初級に寄付した。(李東浩記者)
■群馬県中北地域青商会 群馬県中北地域青商会が結成された。地域青商会としては109番目。結成総会(写真)が4日、マック・スクエアスワン(前橋市)で行われた。青商会中央、県青商会、総連、商工会、朝青、女性同盟、群馬朝鮮初中級学校、前橋青年会議所などの各団体代表、関係者85人が参加した。 結成準備委員会の呉正和委員長が結成までの経過を報告した。 呉委員長は、今年は青商会結成15周年、群馬初中創立50周年を迎える節目の年であるとし、これらを輝かしく迎えるための地域青商会の必要性を強調。昨年から準備を進めてきた結果、多くの支持を受け、この日を迎えるに至ったと述べた。 来ひんのあいさつに続き、徐信基・初代会長をはじめとする11人の役員が選出された。 徐信基会長は、相互扶助の理念のもと、経済、文化、社会的に在日朝鮮人の新しい価値を見出すネットワークコミュニティーの担い手として、今後「民族教育文化」「経済サポート」「社会的地位向上」「同胞社会活性化」を柱に活動を推し進めることを表明した。 「民族教育文化」については、群馬初中の発展のための財政支援や権利獲得運動をもって、創立50周年を輝かせたいと話した。 祝賀会では、姜尚賢会長の激励、各団体代表からの祝辞、群馬初中在校生、同校卒業生でプロ格闘家の朴光哲選手(キラービー)によるビデオメッセージなどが紹介された。 会場からは「中北地域青商会の結成は、青商会のみならず群馬同胞社会の慶事だ」という声が上がった。 参加者たちは、子どもたちの明るい未来のために尽力することを誓った。【群馬県青商会】 [朝鮮新報 2010.4.12] |