top_rogo.gif (16396 bytes)

さまざまな生き方−仕事、趣味、生活楽しむ女性たち

 仕事柄、いろんなところでいろんな人に出会う。時には相手が学生時代の同級生や先輩・後輩の場合もある。

 同年代の30代女性らを見ていると、実にいろんな生き方があるものだと気づかされる。ある人はキャリアウーマンさながら資格をいくつも持ちバリバリ仕事に励み、ある人は仕事帰りにスポーツジムで体を鍛え、深夜英会話や中国語の勉強をする。また、お金をためては長期海外旅行に出かける人、子育てと家事に終われながらもオモニ会の活動に勤しむ人…。

 学生時代には想像できなかった姿がそこにはある。10代、20代の頃は目標を定め、「○○するために」勉強したり、働いたりしていた彼女たち。しかし、30代は結婚・出産・家族の病気・転職などの理由から「 20代のころには思いもよらなかった」人生を歩んでいたりする。

 それにしても共通して言えることは、女性たちがみんな元気で前向きだということ。男女雇用機会均等法施行(86年)により日本の女性の社会進出は急速に進んだ。それは同胞女性の仕事や生き方にも少なからず影響を及ぼした。

 彼女らの知恵と経験、パワーをどうにか紙面に生かせないものか、同胞社会に還元できないものかと思いあぐねてみる。

 オモニ会の活動は別として、「枠」にはまらず、「枠」にとらわれたくないと考えるのも彼女たちの特徴である。

 女性同盟は結成後60年の歴史を刻み、本紙「女性」欄も10年の年輪を刻んできた。これから先、同胞女性たちに好まれる紙面(仕事)とはどういうものなのか。彼女たちと共に考えていきたい。(潤)

[朝鮮新報 2009.5.9]