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「北の判定勝ち」。南のメディアは、東南アジア諸国連合地域フォーラムの閉幕に際し発表された議長声明に、朝鮮の主張が大部分反映されたことを、米国、南朝鮮の外交の敗北と判定した ▼米、南、日は、同フォーラムを朝鮮非難の場にしようと共同歩調をとった。開催期間中、朝鮮の「核」「ミサイル」問題を持ち出して非難を繰り返し、国連安保理の制裁決議の履行を各国に呼びかけた。こうした内容は議長声明に盛り込まれたが、その主語は「一部の国」と限定的だ。参加国の総意ではないということだ ▼一方、8項には「米国主導の国連制裁決議を認めない」「6者会談はすでに終わった」という朝鮮の主張がそのまま盛り込まれた。朝鮮の代表らは「現在の危機的状況の本質は米国の根深い敵視政策にある」「担保もなしに国の安全と自主権をわずかなカネと換えられるわけがない」と強く訴えた ▼104年前の今日、「乙巳5条約」が強制される4カ月前、「タフト・桂秘密協定」が結ばれた。米国が日本の朝鮮保護国化を認める内容で、朝鮮有事の際の援助を明記した1882年「朝米条約」に反した米国の言わば裏切り行為だった。半世紀後、米国は国連軍を動員して朝鮮を火の海にした ▼米韓連合軍司令部は24日、朝鮮半島有事を想定した軍事演習を8月17日から27日まで実施すると発表した。帝国主義の侵略的本性は決して変わらない。「北朝鮮が6者会談の交渉テーブルに戻ってこなければ、国際的な孤立と制裁に直面するだろう」。クリントン長官の発言は脅迫以外の何ものでもない。(天) [朝鮮新報 2009.7.27] |