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春・夏・秋・冬

 「革命的大高揚の偉大な伝統を継承して先軍朝鮮の輝かしい全盛期を開いていこう!」。労働新聞、朝鮮人民軍、青年前衛の3紙は1日の共同社説でこのようなスローガンを掲げた。そして、朝鮮式の社会主義自立経済の優位性を発揮し、すべての分野で飛躍を遂げるという今年の目標を示した

▼昨年、ニューヨークフィルの平壌公演や「テロ支援国家」指定解除など、外交面で大きな進展があった。内政面でも建国60周年に向けて各分野で成果を収めたほか、各工場や企業所、農場でも現代化を積極的に進め、社会主義経済の土台を確固たるものにした

▼その一方で、李明博政権の発足により統一情勢は対立と反目の過去へと逆戻りしつつある。いわゆる対話を呼びかけている南朝鮮当局だが、6.15共同宣言、10.4宣言に流れる「わが民族同士」という理念を否定しておいて、どのような対話をしたいのか

▼日本の対朝鮮政策も強硬一辺倒だ。麻生政権下でも朝鮮に対する「制裁」は続き、昨年初めと末には商工会などに対する強制捜索がまた強行された。在日同胞を取り巻く情勢は依然として厳しいが、世界の趨勢は明らかに朝鮮と在日同胞に有利な方向に進展していくだろう

▼国を奪われ、ゼロどころかマイナスからスタートした1世たちは、たたかいによって生活と権利を勝ち取ってきた。現状は厳しいとはいえ、1世たちの時代とは比べ物にもならない。1世の精神と伝統を受け継ぎ、自分たちの生活と権利、豊かな同胞社会、祖国のために立ち上がる時ではないだろうか。(国)

[朝鮮新報 2009.1.7]