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朝大サッカー部 関東2部リーグ 収穫あった2年目

 朝鮮大学校サッカー部は、昇格3年目の来シーズンも関東大学2部リーグでプレーすることになった。

プレーの質上がる

果敢に攻める朝大選手(11月21日、関東リーグ最終戦)
関東1部昇格へ向けてチームは一丸となっている

 11月21日、駒沢オリンピック公園総合運動場補助競技場で同リーグ後期最終戦が行われた。朝大は日本体育大学と対戦し、後援会役員や学父母、OBらが見守るなか、洪泰日選手、李晃赫選手の得点により2−0で勝利した。

 朝大は、前後期の全22節を10勝9敗3分で終え、総得点30、総失点20で12チーム中6位となった。黄誠秀選手は11得点でリーグ3位となった。

 朝大にとっては、2年目の関東リーグ。惜しくも目標だった1部昇格はならなかったが、成果もあった。

 チーム関係者によると、シーズンを通じてプレーの質が上がったという。とくに、選手らが自信をもって物怖じせずプレーするようになったほか、選手層も厚くなった。また、朝大は今年からフィジカルコーチを迎え入れた。食事面に気を使い、体幹を鍛えた選手らは、球際での競り合いにも強くなった。

 一方、今夏、朝鮮で強化合宿を行った。このときに始め、続けてきたコーチ陣ぬきの自主的な練習がシーズン中のビデオ研究などにつながったという。こうした過程で、選手たちのコミュニケーション力も高まった。結果、リーグ1位となった順天堂大学との試合では、主導権を握る場面も見られたと関係者は胸を張る。

 まだまだ課題も多いが、ここ数年でチームスタイルは確立しつつあるという安泰成主将は、「これからも、朝高生があこがれる部であり続けていきたい」と話す。

 崔勇海監督は「全般的な質をより高め、1部リーグ進出を目指したい」と語る。今後も前線からのディフェンスで、チームが連動するサッカーを目指したいと指揮官は来シーズンを見つめた。(李東浩記者)

[朝鮮新報 2009.12.2]