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李冽理選手がTKO勝利 世界ランク入り後 初試合

 WBA世界フェザー級12位で朝鮮大学校ボクシング部出身のプロボクサー、李冽理選手(27、横浜光ボクシングジム所属)が13日、東京・文京区の後楽園ホールで行われたビッグエム・オーブンチャイ選手(タイ)との試合に臨み、TKO勝ち(3R1分20秒)した。

 日本タイトルマッチの前哨戦だった試合で、李選手は多くの同胞や朝大の同窓生、日本人の大声援を受けながら、手数で圧倒。2Rにはボディーを決め相手選手の動きを止めるなど、世界ランカーとしての実力を見せた。

 李選手は試合後、7月18日に行われた榎洋之選手(当時WBA世界8位)との試合に判定勝利し、朝大出身選手として初めて世界ランク入りしたことが今回の結果につながったと述べた。また、「世界ランク入りし、気持ちのうえでも飛躍したが、いまは入れ替えている。応援してくれている同胞のためにも、来年春の日本タイトルマッチに向けてがんばりたい」と語った。

 一方、李選手のトレーナーは今後の課題として、左パンチの精度をさらに上げることなどをあげた。(東)

[朝鮮新報 2009.11.18]