在日同胞初の快挙

　第１０回全日本マスターズベンチプレス選手権大会（主催＝日本パワーリフティング協会）が９月１３日、静岡県の浜松アリーナで行われ、茨城県在住で６０キロ級のM２クラス（５０歳以上）に出場した李炳八選手（52、水戸協会所属、写真中央）が１３０キロの記録で優勝した。

　李選手は過去にも各大会に参加しながら実績を積んできたが、全日本選手権への参加は初めてのことだ。日ごろの練習成果を発揮し、必ず優勝するんだという強い闘志で在日同胞歴史上初の「全国制覇」を達成。日本協会関係者に驚きを与えた。

　李選手が今回出場した全日本選手権は、日本スポーツマスターズの一環として行われており、世界マスターズシングルリフトベンチプレス選手権大会、アジアシングルリフトベンチプレス選手権大会の選考競技会でもある。しかし、李選手は日本国籍を有していないため、現ルールでは国際大会に出場できない。【茨城支局】

［朝鮮新報 2009.11.11］