U−12前橋市長杯 在日朝鮮選抜 8位 |
第13回国際交流サッカー大会「U−12前橋市長杯」が9月20〜22日、前橋総合運動公園ほか4会場で行われた。大会は全24チームで繰り広げられた。1次リーグで上位パートと下位パートに分かれ、2次リーグの成績で最終日の順位決定戦が行われた。大会には、在日朝鮮初級学校学生中央サッカー大会(コマチュック大会)で選抜された在日朝鮮選抜が出場し、8位となった。また、群馬朝鮮初中級学校初級部が中心の千里馬FCも出場し、22位だった。
前橋市長杯を振り返る 高武司・在日朝鮮選抜監督(在日本朝鮮人蹴球協会技術部)
今大会の成果は、Jリーグ傘下の2チームに勝ったことだ。昨年のチームよりも技術が高く、朝鮮代表の安英学、鄭大世選手らの活躍に大きく鼓舞されたことも影響していたと思う。 監督としては、強い選手になること、そのために強い意志を持つよう指導にあたった。みんな理解が早く、すぐに浸透した。各地の朝鮮学校教員が「考えるサッカー」をするよう、日ごろから指導に熱を注いでいるためだろう。 大会では今後の課題も浮き彫りになった。一般的なレベルに比べ、ボールコントロール、パスなどの精度が低く、次にどのような動きをすべきか理解はしているのに、判断が遅かった。 各学校の教員は今後、目の前の勝利よりも10年、20年後の子どもたちの姿を描いた育成プランの作成、そしてそのプランを「押し通す力」を身につけてもらいたい。 朝鮮代表選手という子どもたちの大きな夢を実現できるよう、指導に熱を注いでもらいたい。(聞き手=李東浩記者) [朝鮮新報 2009.10.28] |