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〈日本百名山登山〉 北海道の同胞ら 羅臼岳、斜里岳、雌阿寒岳を登る

 北海道の同胞登山家らが羅臼岳など3山を制覇した。金清・体連副会長、金尋・ウエイトリフティング協会会長、李敬銖・札幌商工会会長と李清貴副会長、金載英・登山協会会長、セブン・サミットを達成した在日同胞登山家の鄭義哲氏が参加した。

 初日の7月10日は羅臼岳(1661メートル)に挑戦(写真)。午前7時に開始し、標高230メートルから標高差1431メートルを4時間20分で登頂した。この日はあいにくの悪天候で、頂上は激しい風雨。立っているのがようやくだった。雪渓も残っており、下山途中メンバーの1人が足を踏み外し300メートル滑落したが、無事だった。この日は11.6キロを走破し、午後2時20分に下山した。

 2日目の7月11日は1547メートルの斜里岳を登った(写真)。標高差857メートル、往復8.9キロを走破した。午前8時40分にスタートし、12時25分に頂上に到着後、午後3時35分に下山した。

 3日目の7月12日は1499メートルの雌阿寒岳を登った(写真)。標高差789メートル、往復5.2キロを走破した。午前7時15分にスタートし、9時20分に頂上に到着、11時に下山した。全員健脚組のメンバーは、3日間で25.7キロの行程を約18時間で走破した。

 北海道のメンバーは冬山登山にも挑戦し、月に2、3回のペースで楽しみ、今回のために訓練を積んできた。

 大雪山系のトムラウシ山(2141メートル)などで登山客が遭難し、10人が命を落とす事故があった。百名山を目指す同胞登山家たちは行程をよく吟味し、体調や装備をしっかり点検するとともに、引き返す勇気も忘れないでほしい。【北海道同胞登山協会】

[朝鮮新報 2009.8.20]