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第31回コマチュック大会 8人制 「全員攻撃、全員守備」で3連覇

3連覇を達成し、喜ぶ大阪福島

 8人制決勝は「全員攻撃、全員防御」が武器の大阪福島、5月の愛知朝高学区8人制大会で優勝した愛知第7・豊橋合同チームの対決となった。

 大阪福島は、初日の予選リーグで東京第3を4−0、西播匹を8−0で下し2連勝。2日目順位別リーグでは、福岡に6−0、四日市に1−1として2位グループで勝ち点首位に立ち、ワイルドカードで決勝リーグに進出した。準決勝では四日市にPKで競り勝ち(3−2)、決勝へと進んだ。

 愛知第7・豊橋合同は、予選リーグで西東京第1を8−0、生野匹を9−2で下し、順位別リーグでは東京第6を3−0、東京第9に2−0、準決勝では川崎を4−1で下した。

 雨がぱらつくなか、試合は序盤早々から動いた。大阪福島の池卒夏主将(初6)が前半1分、左サイドから切り込み右隅に鮮やかなシュートを決め、先制点をあげた。愛知第7・豊橋合同も攻めるが、なかなかゴールには至らない。

大阪福島と愛知第7・豊橋合同(左)による8人制決勝

 一方、大阪福島は後半序盤に鄭大輝選手(初6)が相手GKの位置を確認しながら落ち着いて左サイドネットに2ゴール目を決めると、後半中盤にも左CKから池卒夏主将が押し込み、3−0と点差を一気に広げ、勝敗を決定づけた。01年の23回大会から導入された8人制で初の3連覇を達成、通算5度目の優勝を飾った。

 部員が少ない中、伝統を受け継ごうとの目標を掲げてきた大阪福島の結束力が実を結んだ。

 金勝三監督は、大会を前に基礎練習を徹底したという。「勝つために重要なことは技術、そしてさらに心をひとつにすることだった」。池卒夏主将は、「必ず勝つんだという気持ちが強かったから優勝できた」と笑顔で語った。(文=李東浩、写真=盧琴順記者)

[朝鮮新報 2009.8.12]