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第7回ヘバラギカップ メダルの夢 後輩に、躍進の横浜

横浜(白)×西東京第2

 今大会では、男女ともに1部進出を果たした横浜の躍進が光った。淡いピンクのユニフォーム姿の華やかな見た目とは裏腹に、必死にボールを追いかける姿が大会を盛り上げた。

 女子は年々成績を上げており、今年はメダル獲得に期待がかかった。3位決定戦に臨む前、キャプテンの曹礼希選手(6年)は「1部進出だけで満足せず、必ずメダルを取りたい」と気を引き締めた。序盤こそリードしたものの、前回準優勝(第5回優勝)の東京第2の底力に押され2年連続4位。メダルの夢は後輩に託した。

 男子は6年生が6人、下級生は2人。今大会での「結果」が求められた。だが、そのプレッシャーを跳ねのけ、見事初の1部進出を果たした。準決勝では、6月の新人戦で歯が立たなかった西東京第2を相手に7点差、3位決定戦は2点差で惜敗した。選手たちは試合後、ベンチに顔をうずめて泣き崩れた。だが、キャプテンの池清澄選手(6年)は「みんな最後だと思ってがんばった。力は発揮できた」と気丈に語った。

 コーチを務める神奈川籠球団の車熙守さんは、同校卒業生で今は学父母。自ずと指導に熱が入った。「選手たちは一生懸命練習してきたからこそ、くやしくて泣いた。簡単にメダルが取れるほど甘くはない。だが、子どもたちは無限に伸びる可能性を持っている。これからもがんばってほしい」と述べた。

[朝鮮新報 2009.8.10]