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朝高ボクシング部 朝鮮で強化練習 「金メダル獲得の自信ある」

 【平壌発=呉陽希記者】神戸、大阪の朝鮮高級学校ボクシング部生徒が6月25日から7月9日にかけて、第12回学生体育選手団を組み、朝鮮で強化練習を行った。朝鮮体育大学の専門指導教員の指導を受け、朝高生らは「祖国のボクシング」を実体験した(写真)。

 3年ぶりに行われた強化練習には、神戸朝高から李俊憲、李智志、文志成(高3)、王賢吾、権卓良(高2)、大阪朝高から金泰秀(高3)、宋英俊、金雅文、高永峰(高2)の9選手が参加した。

 朝高生らは、朝鮮体育大学を拠点に早朝、午前、午後に分けて練習を行った。午前5時開始の早朝練習では、ランニング、基礎トレーニング、フィジカルトレーニングなどを行い、午前は朝鮮体育大学学生とのスパーリング、午後には朝鮮の教員から指導を受けた。

 この間、生徒らは朝鮮体育大学の教員と寝食をともにした。生徒らは教員から個別指導を受け、日記も交換した。

 なお、今回の強化練習に参加した9人中3選手(李俊憲、李智志、金泰秀選手)が7月28日〜8月3日に奈良県で行われる「全国」高等学校総合体育大会(インターハイ)に出場する。

 生徒らは4日に国家代表チーム、7日には朝鮮体育大学学生とそれぞれ練習試合を行った。生徒らは「スピード、パワー、強い拳に技術が伴っており、なによりも精神力が違う」と感想を述べていた。

 李智志選手は「インターハイでは、細かい部分まで親切に指導してくれた先生たちの分までがんばる」と決意を述べた。

 李俊憲選手は、強化練習の日々を振り返り、「しんどかったけど楽しかった。フィジカル面、メンタル面で成長したと思う。インターハイでは祖国のボクシングを見せたい」と意気込みを語った。また、金泰秀選手は、「強化練習を通じて金メダルを獲得できるという自信が生まれた」と話していた。

[朝鮮新報 2009.7.15]