全国シニアサッカー大会 高麗SC50が堂々2位 |
来年こそ全国制覇を
関東地方に在住する在日同胞サッカー愛好家メンバーで構成された高麗SC50が6月26〜28日に岩手県遠野市、花巻市で開催された日本サッカー協会主催の第8回全国シニア(50歳以上)サッカー大会で準優勝した。 大会には各地の予選を勝ち抜いた16チームが参加。4チームずつ4ブロックに分かれ、2日間にかけて予選リーグ3試合を戦い、各ブロック1位が最終日の決勝トーナメントに進出した。 Dグループの高麗は予選リーグ第1戦の今治四十雀FC(四国代表)との試合を2−0、第2戦の福岡・三宅・D・シニア(九州代表)との試合を4−2とし、強豪の室蘭シニアSC(北海道代表)にも3−0で快勝。3連勝で勝ち点9(グループ1位)、2年連続2回目の決勝トーナメント進出を決めた。 28日、遠野運動公園陸上競技場で行われた愛知県選抜(東海代表)との準決勝では、接戦の末に1−0で勝利し、初の決勝戦に駒を進めた。
決勝戦の相手は一昨年、昨年と全国2連覇中の兵庫シニア選抜(関西代表)。高麗は故障者、負傷者が続出し、疲労もピークに達していた。30度を超す炎天下での試合も過酷をきわめた。
高麗は26人全員が一丸となって、最後の最後まで健闘した。しかし、0−2で敗れ、頂への夢実現は来年に持ち越されることとなった。 「初出場の昨年は3位。今回は2位。来年こそは必ず優勝し、在日同胞社会に活力を与えたい」。高麗SCの中心選手はこう述べ、帰路についた。 一方、大会には連日、総連岩手県本部の崔成守委員長夫妻、医師の姜幸一先生家族をはじめ、同胞が応援にかけつけてくれた。昨年初出場した北海道大会に続き、同胞の熱い応援は大きな力となった。 高麗SC50の選手らは、今後も高麗SC40の選手らとともに、週一回の合同練習と試合を地道に重ね、全国制覇を目指していく。【高麗SC】 [朝鮮新報 2009.7.8] |