感激の朝大、朝高生たち W杯出場を祝賀し、喜びのコメント |
朝鮮大学校外国語学部4年、同大サッカー部主将の安泰成さん とてもうれしい。 事前に南朝鮮がイランと引き分けていたため、朝鮮が本大会にいけるのではと現実的に感じていた。 朝鮮の試合はよく見ている。「ディフェンスが真ん中で引いて守りカウンター」という戦術が徹底していて、選手間の意志も統一されている印象だ。そこが強さの秘訣だと思う。 安英学選手は司令塔としてリーダーシップを発揮し、チームをコントロールしているようだ。鄭大世選手はFWでありながら献身的にディフェンスに参加し、ホン・ヨンジョ選手とともに攻撃の起点として、アジアでも指折りの技術を見せている。 私たちにとって、夢のまた夢だったW杯に在日同胞選手が出場するということで、朝大サッカー部部員は刺激を受けている。この勢いに乗って関東1部リーグに必ず上がろうと発奮している。 東京朝鮮中高級学校サッカー部の金昇基主将 朝鮮のサッカー代表選手が44年ぶりにW杯出場を決めた瞬間をテレビで目撃し、大きな感動を得た。朝鮮人として無限の矜持と自負心で胸が高鳴った。とくに、朝鮮学校を卒業した安英学選手、鄭大世選手の活躍は、民族教育で学びサッカーをする朝鮮高級学校の後輩たちに希望と夢を与えてくれた。 サッカー部主将を務める私も、先輩たちのようにサッカーを通じて同胞たちに力と感動を与えなければという使命感を強く持つようになった。 今後は、先輩たちのように努力し、高い精神力と「一心団結」の力を見せ、在日同胞の願う「全国大会」出場を実現したい。 そして、安英学、鄭大世選手を目標に、次は自分自身が代表選手として、朝鮮の国旗を胸につけ、世界の舞台で朝鮮の名を轟かせるように準備を万端に整えていきたい。 愛知朝鮮中高級学校サッカー部の李教俊主将 朝鮮代表チームのW杯出場という歴史的な快挙に接し、これまで経験したことのない最高の興奮と喜びで胸が高鳴っている。 愛知朝高が祖国を訪問していた6月6日、羊角島競技場で行われたイランとの試合を直接見た生徒たちは、鄭大世選手をはじめとする朝鮮選手たちの姿を見て、みんな感動の涙を流していた。 祖国訪問日程が終わり平壌を発つ朝、W杯出場権獲得のニュースを聞いて朝鮮の人民たちとともに万歳の声をあげ、みんな抱き合って喜んだ。 8年前、鄭大世選手が朝高時代にボールを蹴った羊角島競技場で、胸に朝鮮の国旗をまといまた帰ってくると言ったその言葉を、私たち後輩はみんな知っている。 朝鮮への温かい愛と矜持、自負心を胸に、鄭大世選手のように、私も揺るぎない信念をもって練習をがんばり、民族の尊厳を示すようなサッカー選手になりたい。 大阪朝鮮高級学校サッカー部の周祐慶主将 朝鮮代表のW杯出場は幼いときからの夢だった。 鄭大世、ホン・ヨンジョ選手を中心とした迫力ある攻撃と組織化された防御、なによりも必ず勝つんだという強い意地と精神力。これらすべてが朝高でサッカーをする私に、あまりにも多くのことを学ばせてくれた。 とくに、安英学、鄭大世選手の活躍は、民族教育のなかでサッカーをしている私たちに、今後一生懸命に努力することで朝鮮代表選手になれるということ、そしてW杯にも出場できるという夢を与えてくれた。 私も将来、鄭大世選手のように朝鮮大学校に進学し、朝鮮代表選手となり、2014年W杯ブラジル大会に出場したい。 朝鮮大学校政治経済学部4年の崔輝勇さん(サッカー部) 一言で感動した。 44年ぶりのW杯本大会出場もさることながら、強盛大国の建設に向けて一致団結して試合に臨んだ選手たちの姿がとても印象的だった。 前半からサウジアラビアの猛攻を体を張って守り抜く選手たちの姿を通じて、やはり朝鮮民族は強いと思った。勝利に向けて一致団結した力で最後まで走りぬいた姿はとてもかっこよかった。 朝大生たちも午前3時という時間にもかかわらず、遠くサウジアラビアの地でたたかう選手たちと心を一つにして応援した。 44年ぶりに歴史的な快挙を成し遂げた選手たちに負けないよう、大学で勉学に励んでいきたい。 朝鮮大学校文学歴史学部4年の朴誠衍さん(サッカー部) 幼い頃からサッカーボールとともに育ってきた私にとって、朝鮮がW杯の舞台に立つことは長年の夢だった。 6月18日午前5時、その夢が実現した。あまりにもうれしくて、あまりにも興奮して応援したので寝不足だったが、体中から力がみなぎり、授業中もまったく眠気はこなかった。 試合前はウリナラが必ず本大会に出場すると信じていたが、強豪サウジアラビアのたび重なる猛攻に不安を覚えた。しかし、朝鮮の選手たちはサウジアラビアの猛攻を団結力と精神力をもって最後までゴールを守った。 鄭大世、安英学選手たちの大活躍は、在日同胞に大きな力と勇気を与えてくれた。彼らの活躍なしに、本大会出場はなかっただろう。 私たちは、今回のW杯本大会出場を熱烈に祝うとともに、朝鮮の選手たちが本大会で1966年の時のようにすばらしい成績を収めてくれると強く信じている。 朝鮮大学校体育学部4年の洪玟徹さん(サッカー部) 祖国から遠く離れた異国の地で、サッカーを通じて強盛大国ののろしを高く掲げた選手たちの姿は、衝撃と感動を与えてくれた。 朝鮮とサウジアラビア戦を見ながら、朝鮮の選手たちの闘志と精神力に圧倒された。 気温が40℃を超える暑さの中で、勝利を信じて最後まで走りぬいた選手たちの姿を通じ、朝鮮民族の気概を感じることができた。これから朝鮮大学校で学び、鄭大世、安英学選手のように、在日同胞社会に力と勇気を与えられる有能な人材になるという決意を新たにした。 [朝鮮新報 2009.6.24] |