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伝統と風習を大切に

チョゴリ販売・レンタル「コッシン」代表 柳厚子さん

 6年前、東京・駒込にチョゴリ販売・レンタルサロン「コッシン」(http://www.kkoshin.com)をオープンした。

 「同級生や先輩の子どもたちが結婚式を挙げるようになって、あらためて朝鮮の民族衣装の美しさに魅せられた」

 50歳を機に一念発起。持ち前のバイタリティで伝統衣服や小物、民族の風習を熱心に学んだ。

 百日祝い、1歳祝い、婚礼、葬儀と、人が生まれてその生涯を終えるまでの服飾文化について、成人式や婚礼を控えた多くの若者たちに伝えてきた。

 「本来、婚礼はファッションショーではないはず。在日の若者が民族結婚をしてチョゴリを着るのはそれだけでとても意味のあること。私は新しい門出を祝うとともに、婚礼衣装に加えて民族の風習を大切にする心を伝えて行きたい」(潤)

[朝鮮新報 2009.10.19]