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文芸同東京書芸部「第13回作品展」 各世代、個性あふれる作品

展示された作品の一部

 在日本朝鮮文学芸術家同盟(文芸同)東京支部書芸部による「第13回作品展」(主催=文芸同東京支部、主管=同書芸部)が7月11〜12の両日にかけて、東京・池袋のGALLERY ZO展示室で開かれた。文芸同50周年に際した作品展には、14人の書芸部員たちの27作品が展示された。

 会場の入口には、部員らが一文字ずつ書いた「祝 在日本文学芸術家同盟結成50周年」という合同作品が飾られた。

 会場内には、温かさや力強さ、躍動感など出品者たちの個性が垣間見られる多様な作品が並び、訪れた人たちに深い感銘を与えた。

 作品展を観覧した人たちは、「運筆や落款など、日本とは異なったものがあり、興味深かった。ハングルは読めないが、書いた人の特徴が出ていてよかった。構成や表現も個性的で、参考になった」などと感想を残した。

 同書芸部は、朝鮮の文字について研究を深めようと、14年前に結成され、翌年から切れ目なく作品展を催してきた。

 20代〜60代と各世代にまたがる部員たちが、月に1度集まり、教本を手本に練習を行っている。

 書芸部の金舜姫部長は、「先輩たちが若い世代がやりやすいようにと、気遣ってくれるのがありがたい。朝鮮や在日同胞を取り巻く情勢などについて話しながら、和気あいあいとした雰囲気で練習をしている」と話した。(裕)

[朝鮮新報 2009.8.7]