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女性同盟東京・板橋「ファニ」 体を整え、元気に子育て

「正しく知ろう! 女性の病気」

 11日、東京都板橋区の東京朝鮮第3初級学校で、子育て中の女性を対象にした「正しく知ろう! 女性の病気」(主催=女性同盟東京・板橋支部の就学前オリニの集い「ファニ」)が開かれ、「ファニ」と練馬の就学前オリニの集い「チャララ」(練馬)のオモニたち11人が参加した。1部では白朋子さん(日本産婦人科学会専門医、パークサイド広尾レディースクリニック非常勤医師)の講演、2部では車愛美さん(ヨガインストラクター)によるヨガ教室が行われた。

産婦人科医の話

説明を聞く参加者の表所は真剣」

 まず講演で白さんは、女性特有の子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん、乳がんなど女性のがんについて言及した。

 「女性が最もかかりやすいがんのトップは乳がん。2位は胃がん、死亡率が最も高いのは大腸がんとなっている」。しかし、生存率を見ると、「女性に多い乳がんや子宮がんは、早く見つければ直る率も高い」と指摘した。

 また、子宮内膜症、子宮筋腫、月経異常、更年期障害などについても説明した。

 白さんは、参加者らに職場や地域で行われている検診を受けているかどうかを質問した。参加者のうち半数は検診を受けていると手を上げたが、その他は受けていなかった。

白朋子先生

 白さんは、板橋区と練馬区の検診内容を並べて提示し、両区内で検診が受けられる場所と利用方法について詳細に語った。

 また14年のキャリアを持つ産婦人科医の立場から、問診、指診、細胞診で何がわかるのかについて具体的に説明した。産婦人科医の生の声に、参加者らは真剣な眼差しで耳を傾けていた。

 講演終了後に行われた質疑応答では、生理痛や頭痛時の薬の服用についてのほか、娘の初潮にどのように対応するのか、冷え性、低体温などについて活発な発言が続いた。

ヨガ体操

 2部のヨガ体験教室では、現在、妊娠7カ月の車愛美さんが指導に当たった。車さんは今でも、都内を中心とした病院や産院などで、妊産婦や赤ちゃんを対象としたヨガや産後リカバリーなどに取り組んでいる。

ウォーミングアップで体を温める

 この日は30分のショートクラス。自宅のリビングでも気軽にできる動きを取り入れた。

 まずは、床に座って両足の裏をくっつけ膝を上下に軽く揺らした後、上半身を前に倒してウォーミングアップ。

 体が少し温まったところで両足を開いて上体を前に倒し、その後は四つん這いの姿勢から背中をそり返したり、猫のように背中を丸くこごめたり。

 車さんの指示は、「四つん這いの姿勢から片足を後ろに床と水平になるよう伸ばして、それとは反対の腕を前に水平に伸ばす」。そして「できた人は前に伸ばした手を上げて、後ろに伸ばした足を背後でつかみ、背中をぎゅっと引き締める」と、高度な動きになっていった。すると、場内のあちこちから、参加者たちの小さな悲鳴が聞こえてきた。

 車さんは、「坐骨神経痛に効く体勢」「乳がんの予防に効く体勢」を次々に示していく。

 そして、「ヨガは漢方と一緒で、繰り返すごとに効果が期待される」とも話した。

 この日のテーマに添った、婦人科系のトラブルに効くさまざまなポーズをとると、参加者たちの額にはうっすらと汗がにじんでいた。

参加者たちの感想

車愛美先生

 この日の集いを主催した「ファニ」会長の崔恵美さん(37)は、「ファニでは通年2回のイベントを催している。昨年は、埼玉朝鮮幼稚園の園長を招いて子育て講座を開いた。今回は女性の体に焦点を当てて企画した。女性たちには自分の体を整えて元気に子育てに励んでもらいたい」と話した。

 参加者の姜恵淑さん(40)は、「子宮がんなど女性の病気についての専門的な話は普段、なかなか聞けないもの。今日は具体的で示唆に富むたくさんの話を聞けてとても勉強になった。子育て中のオモニたちのつながりの中で、それぞれが自分の得意分野を生かしてみんなのためになる、こんな企画をもてたことが素晴らしい」。

 金g順さん(34)は、「女性の病気については、いつも診察を受ける側としてしか話を聞けないが、今日は診察する側の、話が聞けてとても新鮮だった。めったにできない経験だと思う。また、子宮頸がんなど、患者側もある程度知識を持って診察に臨んだほうが良いことも学んだ。ヨガはとても気持ちが良くて、妊娠中や産後にできればよかったなぁと思った」。

 高寿蓮さん(36)は、「これまで検診を受けたことがなかった。とくに婦人科検診ともなると、区で受けると安いという話は聞いてもやはり敬遠しがちだった。今日はあらためて婦人科検診の話などを聞けてとても良かった。ヨガも30分という短いコースだったが、体がほぐれて、温まり、日頃、自分の体が冷えているのがよくわかった」と話した。(金潤順記者)

[朝鮮新報 2009.7.29]