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「10年後の姿を描きながら」

滋賀・大津土曜児童教室講師 黄明玉さん

 昨年8月に開講した滋賀・大津土曜児童教室の講師を務める。

 滋賀朝鮮初級学校で音楽講師を務めているということもあり、当初は教室の講師を務めることに抵抗があった。

 「みんながウリハッキョに行けばいいのにという思いもあったけど、さまざまな事情からウリハッキョに行けない子どもたちも朝鮮人として育ってほしいと引き受けた」

 毎月2回、総聯支部の講堂で国語と音楽を子どもたちに教えている。「風邪を引いても教室に来る子どもや、もっと回数を増やしてと言ってくれる子どももいる。何よりも私について一生懸命ウリマルを話す子どもたちの姿を見るともっとがんばらなきゃと思う」とほほ笑む。

 すぐには目に見える成果は出ないが、いつも子どもたちの10年後の姿を描きながら教壇に立つ。(松)

[朝鮮新報 2009.3.16]