ロイヤル・バレエ 崔由姫さん 英国舞台批評家協会賞受賞 |
英国のロイヤル・バレエ団で活躍する崔由姫さん(写真)が英国舞台批評家協会賞・女性スポットライト賞(古典の部)を受賞した。授賞式が1月26日、ロンドンで行われた。 同賞は英国で前年に際立った活動、活躍をした団体やダンサー、関係者に贈られる。毎年、世界各国のダンス関係者の注目を集めている賞だ。 崔さんは昨年もノミネートされたが惜しくも受賞を逃した。 同協会はホームページ上で、「崔のダンスは、古典バレエでは、清澄な動き、本来のテクニックと軽さを与えている。一方、コンテンポラリー作品では鋼鉄のような精度と強さで踊る」と評した。 2002年に同団研修生となり、03年9月より正団員(アーティスト)となった崔さんは昨年7月、ファースト・アーティストからファースト・ソロイストへの2階級昇進を果たした。1月28日には全幕主役デビューをするなど、今、世界でもっとも期待を集める若手ダンサーのひとりだ。 一方、英ガーディアン紙の日曜版・オブザーバー紙による今年の各界注目人物(ダンス部門)にも選ばれている。 崔さんは北九州朝鮮初中級学校(当時)出身の24歳。00年9月に渡仏し、工藤大貳氏に師事。同年11月、パリ国際バレエコンクールジュニア部門で2位。02年1月には、ローザンヌ国際バレエコンクールで最優秀賞を受賞した。 [朝鮮新報 2009.1.28] |