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〈本の紹介〉 外国人学校

 日本には現在、200校以上の外国人学校がある。多国籍の子どもを対象とするインターナショナル・スクール、駐在者の子弟が多いフランス人学校やドイツ人学校、アジア系の朝鮮学校や中華学校、最近増えているブラジル人学校…。

 そもそも日本にある外国人学校はどのように始まり、どのように増えていき、現在の形になったのか。

 著者は、これら日本にある外国人学校の存在意義を序章「注目を浴びる理由」の中で次の3点でまとめている。@日本に住む外国人の教育へのニーズ、A異文化の紹介、日本人との交流の場、B日本学校を相対化してみる視点の提示。

 外国人学校の歴史やシステム、自主性を重視する授業、異文化理解のためのカリキュラムなどを紹介し、その意義を考える。【朴三石著、中公新書、800円+税、TEL 03・3563・1431】

[朝鮮新報 2009.1.16]