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米企業家代表団の訪朝感想 「米朝の平和な関係を希望」

 18日発朝鮮中央通信によると、14〜17日の日程で訪朝した国家安全保障のためのビジネスエグゼクティブ(BENS)のチャールズ・ボイド会長兼最高経営責任者(CEO)を団長とする米国企業家代表団が、平壌市内の各所を参観して驚きと深い感動を表した。

 代表団メンバーは、米朝両国は互いに戦争した歴史があると指摘し、自分たちは今後、戦争再発の可能性を除去して両国の経済関係の発展に有利な環境を整えられる方途を模索しようと考えていると述べた。

 ボイド氏は、チュチェ思想塔を参観して、感想録に「代表団は米朝が平和な関係を結び、繁栄する世界を建設することになるよう希望する」と記した。

 また、金日成総合大学の水泳館を参観した同氏は、「雄壮で立派な記念碑的施設を見ることができ非常にうれしく思う。学生たちが講義を終えた後にここで楽しいひとときを過ごすのはどんなに良いことか」と感想録に記した。

 平壌紡織工場を参観した代表団メンバーは、生産能力の高さに関心を示し、高性能の設備を自力で製作したというのは本当に驚きであると述べ、朝鮮が自立経済に愛着を持っていることが理解できる、世界的な変化や危機にも揺るぐことなく生産を続けて人民に生地を供給するのは決して容易なことではない、自分たちの実情にかなう経済建設の方式と方途を見つけてそれを具現し、経済強国を建設しようとする朝鮮の選択を尊重すると強調した。

 代表団メンバーであるペロー・システムズのヘンリー・ロス・ペロー理事長は次のように述べた。

 朝鮮戦争時、廃虚と化した平壌市が、このように立派に建設されたのは飛躍であると言える。平壌紡織工場の生産能力は、古い歴史を誇る発展した国々の大企業に比肩するほどである。

 平壌産院を参観した代表団のあるメンバーは、女性のための素晴らしい医療施設を備えたここで子を産む朝鮮の女性は実に幸せな女性であると指摘し、生まれた三つ子に金の指輪と銀粧刀が贈られることに感動を禁じえないと述べた。

 DRSテクノロジーのマーク・ニューマン会長兼CEOは、平壌サーカス団の公演を見て大きな感動を受けた、俳優らの水準も高く公演内容も生き生きしている、楽天的に生活する朝鮮の人々の気質がよくわかるようになったと述べ、国立交響楽団の公演については世界的水準にある、公演を鑑賞して完全に魅せられたと強調した。

 代表団メンバーは、金日成総合大学は敷地面積や建物の数でトップクラスの世界的な大学であると言える、教職員、学生のための立派な水泳館を有する大学はどこにもない、時間が許せばここで泳いでみたい、実に朝鮮は人的・物的資源が豊富で経済発展の可能性が非常に大きい国である、朝鮮の教育水準と地下資源などは外国の投資家らの関心を集めていると述べた。

[朝鮮新報 2009.12.23]