中国全人代代表団が朝鮮訪問 「歴史に残る『中朝友好の年』」 |
中国全国人民代表大会(全人代)の陳至立常務委員会副委員長を団長とする全人代代表団が11月30日〜12月4日、朝鮮を訪問した。 朝鮮中央通信によると、最高人民会議常任委員会の金永南委員長は3日、平壌の万寿台議事堂で、表敬訪問した全人代代表団と会見した。 金永南委員長は席上、「朝中友好の年」の今年に行われた各行事を通じて朝中友好の不敗の力と強固さが実証されたと述べ、両国の友好・協力関係をいっそう発展させることに言及した。 陳至立副委員長は、朝鮮人民が強盛大国の大門を開くための闘いでさらなる成果を収めるよう願うと述べ、朝鮮との友好・協力関係の発展のため積極的に努力するであろうと強調した。 最高人民会議の洪善玉副議長と関係者、劉暁明駐朝中国大使が同席した。 陳至立副委員長は同日、金正日総書記への同代表団の贈り物を金永南委員長に伝えた。 一方、最高人民会議の崔泰福議長も11月30日、万寿台議事堂で、表敬訪問した全人代代表団と会見した。 最高人民会議は同日、全人代代表団のために万寿台議事堂で宴会を催した。 洪善玉副議長は演説で、代表団の今回の訪問は朝中友好・協力関係を強化、発展させていくうえで有意義な契機になるであろうと強調した。そして、朝中友好を代々発展させるのは、朝鮮労働党と朝鮮政府の一貫した立場であると述べ、今後も朝鮮人民は中国人民と固く手を取り合って朝中友好・協力関係の強化・発展のために努力するであろうと強調した。 陳至立副委員長は演説で、中朝善隣友好・協力関係を強化、発展させるのは中国の党と政府の一貫した方針であると強調した。 また、外交関係設定60周年に当たる今年に行われた交流と慶祝行事が両国の友好関係の発展に寄与したことに言及した。 6日発朝鮮中央通信によると、今回の訪朝の感想を述べた陳副委員長は、中朝修交60周年にあたる今年の「中朝友好の年」は歴史に永遠に残るだろうと述べた。 陳副委員長は、伝統的な中朝友好関係は、毛沢東主席と金日成主席によってもたらされたものだとしながら、中国革命に貢献した金日成主席の業績を中国人民は永遠に忘れないだろうと強調した。そして、中朝関係は両国の最高指導者の大きな関心の中で日増しに発展していると指摘し、今年1年間に行われた行事を通じて、共同の偉業を成し遂げるためのたたかいの中で結ばれた両党、両国、人民間の友好と協力関係の不敗の力を再確認したと述べた。 同氏は、今回の訪朝で目にした朝鮮人民の勤勉な姿に感動したとしながら、国家建設で大きな前進を遂げていることを喜ばしく思うと述べた。 [朝鮮新報 2009.12.9] |