胡錦濤主席 朝鮮労働党代表団と会見、金正日総書記の訪朝招請 |
中国共産党総書記の胡錦濤国家主席は10月28日、北京の人民大会堂で、中国を訪問中の崔泰福書記を団長とする朝鮮労働党代表団と会見した。 崔泰福書記は金正日総書記からのあいさつを伝えた後、朝鮮と中国が伝統友好関係を発展させ、両党と両国人民間の友情が新たな段階に引き上げられることを希望すると述べた。 朝鮮中央通信によると、胡錦濤主席は席上、金正日総書記に総書記の都合の良い時期の訪中を招請するということを伝えてくれるよう崔泰福書記に託した。 胡主席はまた、4年前に訪朝して金正日総書記と朝鮮労働党、政府、人民の熱烈な歓待を受けたと述べ、それについて感慨深く回顧した。 胡主席は、温家宝首相の訪朝(10月3〜5日)後に行われた今回の朝鮮労働党代表団の訪中は、金正日総書記と朝鮮労働党、政府が中朝両国の関係発展を高度に重視していることを示していると述べた。 また今年、外交関係設定60周年、「中朝友好の年」を機に催された記念行事と交流、協力事業を通じて伝統的な中朝関係は新たな段階に入ったと評価し、両国の老世代の指導者が築いた中朝友好をよりいっそう強化、発展させることは、中国の党と政府の確固不動の戦略的方針であると強調した。 さらには、中国側が中朝関係を高度に重視し、「伝統継承、未来志向、善隣友好、協力強化」の精神にのっとって各分野での協力と往来をよりいっそう拡大し、両国の友好関係を新たな段階に発展させ、地域の平和と安定を守り、共同の発展と繁栄のため朝鮮側と共に努力する用意があることを明らかにした。 一方胡主席は、朝鮮人民が金正日総書記を首班とする朝鮮労働党の周りに固く団結して強盛大国の建設でより大きな成果を収めるものと確信すると述べた。そして、中国共産党と政府、人民は今後も朝鮮労働党と政府、人民の社会主義建設偉業を支持すると述べた。 会見に先立ち、中国共産党中央委員会は27日、朝鮮労働党代表団のために人民大会堂で宴会を催した。 宴会には、朝鮮側代表団のメンバーと崔鎮洙駐中朝鮮大使、大使館員が招かれた。また、中国共産党の劉雲山政治局員兼書記と劉洪才対外連絡部副部長、関係者らが参加した。 崔泰福書記を団長とする朝鮮労働党代表団は27〜31日まで中国を訪問した。 中国メディアが伝えたところによると、一行は27日、北京で中国共産党の王家瑞対外連絡部長、劉雲山書記などの高官と会見し、市内の清華大学や、IT産業や研究所が集中する中関村地区なども訪れた。 また、29日から30日にかけて広東省を訪問した。一行は現地で同省の汪洋党書記と面会したほか、広州や深圳などの主要都市を視察した。 [朝鮮新報 2009.11.2] |