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上海万博準備に拍車 高官代表団派遣も計画

 2010年5月に開幕する上海国際博覧会(上海万博)の参加準備が朝鮮で進められている。

 貿易省の具本泰次官が上海万博の朝鮮総代表として選出され、準備委員会が結成された。白頭山建築研究院による博覧会展示会場の設計はすでに完成しており、11月から展示会場の内部工事に着手する予定だ。

 展示場は来年3月から試験運営を開始し、5月から正式運営となるはこびだ。

 博覧会期間中には芸術公演と切手展示会、手芸品や書籍の展示会、企業相談会など多彩なイベントが行われる予定で、その準備も着々と進められている。

 朝鮮商工会議所のリ・ソンウン副所長によると、万博期間中の9月6日には「朝鮮デー」が予定されている。万博開幕式と「朝鮮デー」には、高官らで構成された代表団が派遣されるという。

 朝鮮の展示会場のテーマは「大同江文化に基づき繁栄する平壌」だ。

 戦後の廃虚から近代的都市へと変貌した平壌の様子をチュチェ思想塔を中心とした大型の全景画で見せ、大城山城と高句麗壁画古墳をはじめ、平壌の悠久の歴史を披露する展示物を随所に展示する。

 また、大型液晶ビジョンでは、朝鮮の民俗と風習、歴史遺跡を紹介する映像と、平壌の四季、保健・教育・芸術などの各部門で収めた成果を盛り込んだ映像を公開する予定だ。【平壌支局】

[朝鮮新報 2009.10.30]