安重根の愛国的壮挙100周年 北と南の団体がアピール文 |
日本の謝罪と賠償要求 安重根が伊藤博文を中国・ハルビンで殺害(1909年10月26日)してから100年になる26日、朝鮮宗教人協議会と安重根義士記念事業会は、「7000万民族に送るアピール文」を発表し、安重根烈士の愛国的壮挙を心に刻み6.15共同宣言と10.4宣言の旗印を高く掲げ、民族の統一と繁栄のために全民族がともに努力することを呼びかけた。 アピール文は、「安重根烈士が自己の身を捧げたのは民族の独立と自主的で平和な統一祖国のためだった」としながら、「しかし、わが民族は日本の敗戦から60余年がたった今日まで、外部勢力に強いられた分断の悲劇を清算できていない」と述べた。 そして、安重根烈士の愛国的壮挙100周年にあたる26日から烈士の殉国100周年となる来年3月26日までを「安重根烈士記念反日共同闘争期間」と定め、日本の謝罪と賠償を求めるたたかいを展開することを呼びかけた。 アピール文は、日帝の蛮行に対する徹底的な清算は朝鮮民族の自主的尊厳と名誉を守るための重大な民族的課題であると述べ、日本の歴史わい曲と軍国主義の企図に対して民族の団結した力で立ち向かっていくべきだと付け加えた。 そのうえで、「同族間の不信と対決の古い障壁を壊し、互いに信頼と和解の原則で民族の一致と和合を遂げよう」と呼びかけた。 ソウル、ハルビンでも行事 一方、この日ソウルとハルビンでも「安重根義士義挙100周年記念式」が同時開催された。ソウルでの行事には、南の政府関係者や市民ら1200余人とともに安重根義士の孫やひ孫など遺族17人が参加した。 [朝鮮新報 2009.10.28] |