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〈論調〉 過去清算は日本の回避できない責任

 日本が先任者の働いた戦争犯罪を黙認し、その清算を回避することは正義と人類の良心を愚弄し、歴史に挑戦する犯罪的行為であって、世界はそれを絶対に許さないだろう。

 根深い軍国主義思考観点に染まっている日本の反動層は、戦後60余年の歳月が流れたこんにちまでも過去の戦争犯罪に対して正しく評価することをためらい、歴史の新しい出発をする勇断を下していない。

 彼らは、過去、日帝によって最も大きな被害を受けて日本に対する恨みを抱いている朝鮮人民にまったく賠償をしていないばかりか、途方もない問題を持ち出して朝鮮侵略の罪をうやむやにしようと愚かに策動している。

 日本が過去の朝鮮侵略犯罪を引き続き否認、わい曲し、賠償を回避すれば朝・日敵対関係はいつまでたっても解消されず、いっそう緊張するであろう。

 経済大国であるという日本が汚らわしい過去をそのまま抱えれば抱えるほど、日本のイメージは損なわれ、日本が歳月の流れの中で朝鮮人民に及ぼしたかつての侵略の罪が弱まったり、なくなったりすると考えているなら、それは大きな誤算である。

 日本は、過去の戦争犯罪について正しい立場と態度で20世紀の汚らわしい痕跡をきれいにぬぐって新しい姿で世界の前に出るべきである。これは、日本が他人のためではなく自身のために必ず果たしていくべき歴史的責任である。(労働新聞18日付論説)

[朝鮮新報 2009.10.28]