ラオス党代表団が訪朝 友好・協力関係発展を強調
朝鮮とラオスの外交関係樹立35周年に際し、ラオス人民民主共和国のアサン・ラオリ副首相兼国家検閲委員会委員長を団長とするラオス人民革命党代表団が15日から朝鮮を訪問した。
最高人民会議常任委員会の金永南委員長は17日、万寿台議事堂でラオス人民革命党代表団と会見した。
アサン副首相(左)と会見する金永南委員長 [朝鮮中央通信=朝鮮通信] 会見の席上、アサン副首相は金正日総書記へのチュンマリー・サイニャソーン国家主席のあいさつの伝達を金永南委員長に託した。
金永南委員長はこれに謝意を示し、総書記のチュンマリー主席へのあいさつの伝達をアサン副首相に託した。
アサン副首相は、カイソン・ポムビハン元大統領と金日成主席が築いた両党、両国の友好関係を発展させるため、両党、両国が積極的に努力してきたことに言及した。
そして、ラオスの党と政府、人民は今後も国の自主的統一に向けた朝鮮の党と政府、人民の活動を支持すると強調した。
会見には、朝鮮労働党の金泰鐘副部長と関係者、チャルーン・ワリンタラサック駐朝ラオス大使が参加した。
また、朝鮮労働党代表団とラオス人民革命党代表団との会談が16日、平壌で行われた。会談には、朝鮮側から崔泰福書記と検閲委員会の李得男副委員長、関係者が、ラオス側から代表団メンバーとチャルーン大使が参加した。
双方は会談で、それぞれの活動状況を通報し、両党の友好・協力関係をいっそう発展させることと、相互の関心事となる問題について意見を交換した。
朝鮮労働党中央委員会は訪朝中のラオス人民革命党代表団のために15日、万寿台議事堂で宴会を催した。宴会では崔泰福書記とアサン副首相が演説した。一方、代表団は16日、メーデースタジアムで大マスゲーム・芸術公演「アリラン」を観覧した。
朝鮮とラオスは近年、両国の友好関係にもとづき、政治やスポーツなどさまざまな分野で交流を活発化している。
ラオスのブアソーン・ブッパーヴァン首相は昨年8月30日〜9月2日、朝鮮を訪問し、金英逸総理と会談した。その際、双方は両国の友好・協力関係のさらなる発展と共通の関心事となる問題について意見を交換した。
一方、金英逸総理も07年11月、ラオスを訪問している。
[朝鮮新報 2009.9.24]