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〈論調〉 常任理事国の資格ない

 最近、日本の中曽根弘文外相はある席で、国連安全保障理事会常任理事国入りは日本の「最重要外交課題の一つ」であると述べた。 国連安保理常任理事国は、誰かが望むからと言ってたやすく手に入れられる座ではない。とりわけ、日本は対外政治で独自の判断と主張もなく、対米追従外交だけが仕事の「政治小者」であると人びとに後ろ指をさされる国である。

 米国の目が怖くて尊厳などは関係なく、ご機嫌取り外交に明け暮れる日本が国連の責任ある地位を果たせないのは、極めて自明の理である。

 日本はこれまで、何としても常任理事国の地位を占めようとなりふり構わず金銭外交、請託・哀願など外交攻勢を猛烈に行った。しかし、彼らが得たものは嘲笑と冷遇だけであった。

 先の世紀、日本は人類に甚大な被害を与えた経歴を持つ。問題は、日本がこれについて国際社会の前で清算していない唯一の国であるところにある。

 過去の過ちを清算したうえで新たな関係発展の道を模索していくのは国際社会の共通の流れになっている。

 政治的に鈍く、外交的に未熟な日本にとって国連の責任ある地位を欲しがるのは、登れもしない木を見上げるくらい愚かな行為である。(民主朝鮮18日付論評)

[朝鮮新報 2009.8.26]