6.15民族共同委が決議文 「韓日合併条約」ねつ造を糾弾 |
6.15共同宣言実践北側、南側、海外側委員会で構成される6.15共同宣言実践民族共同委員会は22日、「韓日合併条約」99年に際して決議文を発表した。決議文の要旨は次のとおり。 ■ 「韓日合併条約」は、日本帝国主義が国際法と規範は眼中になく、武力を動員して李朝の王宮を包囲し、売国奴たちを脅して強圧的に締結された不法、無効の条約である。これによって朝鮮は外交権と軍事統帥権、司法権を含めたすべての権限を奪われ、約半世紀の間、日本による植民地統治を強要された。 この間、日本帝国主義はわが民族の貴重な文化財と資源を略奪し、600万人を超える青壮年を強制連行して奴隷労働を強要し、20万人以上の朝鮮女性を日本軍「慰安婦」にするなど、悪らつな反人倫的犯罪をためらうことなく働いた。 にもかかわらず、日本は20世紀に自らが犯した犯罪行為と侵略の歴史を真摯に反省し謝罪するかわりに、過去の歴史をわい曲し「独島領有権」を主張する一方、形式的ではあるが存在してきた「平和憲法」を捨て、自衛隊の海外派兵と軍備増強、核武装化にいっそうの拍車をかけている。 今年の8月15日にも元総理らが相次いで靖国神社を参拝し、月末の総選挙を前にしていくつかの政党が「独島領有権」を公約として掲げたのは、過去に日本の侵略を受けたわが民族と平和を愛するアジア諸国民に対する冒涜であり挑発である。 6.15共同宣言実践民族共同委員会は日本の歴史わい曲と独島強奪企図、再侵略策動に対してはいささかも許さないという民族の意志を反映させ、次のように決議する。 1、われわれは20世紀にわが民族に対して行われた日本の侵略と略奪、反人倫的国家犯罪を必ず決算し、謝罪と賠償を勝ち取るだろう。 日本は戦犯国家、敗戦国として今日までわが民族に犯してきた犯罪行為に対して何の謝罪、賠償もしていない世界で唯一の国である。 われわれは朝鮮人強制連行と強制労働、徴兵、集団虐殺、日本軍「慰安婦」問題、文化財略奪など日本が過去に犯した罪を暴露するさまざまな活動を積極的に繰り広げていく。 これとともに、わが民族とアジア諸国に対する日本帝国主義の過去の侵略の歴史を黙認する親日勢力の策動に断固反対していく。 2、われわれは日本の独島強奪企図と歴史わい曲策動に反対する全民族的な運動を展開していく。 日本が、歴史的にも法的にもわが民族の固有の領土である独島に対する「領有権」を主張し、若い世代に向けて自国の侵略の歴史をわい曲、美化していることはわが民族の尊厳と自主権に対する侵害行為であり、過去の犯罪行為を正当化し、その前轍を踏もうとする意図を明らかにしたものである。 われわれは日本の独島強奪企図を注視し、どんなささいな侵害行為も決して許さないだろう。 われわれは過去の歴史をわい曲しようとする日本の策動とその本心を暴露し、それを阻止するための活動を内外の各政党、団体と連帯して積極的に行っていく。 3、われわれは日本の再侵略策動とわが民族に対する敵対行為に断固として反対していく。 日本の侵略的本性は現在までいささかの変化もない。 われわれは集団で靖国神社を参拝し、軍国主義の復活を鼓吹し、核武装化と軍備増強を急ぐ日本の戦争策動を徹底して粉砕していく。 また、軍事大国化策動を正当化し、わが民族を敵視するあらゆる行為を阻止していく。 日ごとに激しさを増す日本当局の在日同胞に対する政治的弾圧と人権蹂躙策動を民族の団結した力で叩き潰し、民族の尊厳と利益を守っていく。 われわれは日本帝国主義の「韓日合併条約」ねつ造100年を迎える2010年までの期間に、日本の過去の犯罪行為を暴露、糾弾するさまざまな活動を集中的に行っていく。 われわれは内外の同胞が愛国愛族の旗じるしの下で団結し、民族の自主権を守護し、日本の歴史わい曲と独島強奪策動、朝鮮に対する再侵略策動に反対するための運動に立ち上がるよう訴える。 [朝鮮新報 2009.8.26] |