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〈論調〉 核先制攻撃狙った演習

 米国はウルチ・フリーダム・ガーディアン合同軍事演習の攻撃的性格を隠すため「防御準備態勢演習」と描写している。

 南朝鮮軍の5万6千余人の兵力、そして南朝鮮と海外に駐屯する米兵1万余人などぼう大な武力が動員され、さらにはこれまでの「作戦計画5027」に替わり新たに作成された「共同作戦計画」が適用される今回の演習は朝鮮を核で先制攻撃するための危険極まりない予備戦争である。

 「共同作戦計画」には、各種の作戦内容と作戦手段による戦争挑発および攻撃方法などが具体的に反映されているという。

 米国が冷戦終息後、朝鮮戦争挑発のための「作戦計画5027」などを作成してそれを絶えず更新してきたのは周知の事実である。今回適用される「共同作戦計画」は、今までのあらゆる計画を総合して第2の朝鮮戦争計画をより具体化した戦争シナリオと言える。

 米好戦勢力は南朝鮮に対する具体化され拡大された「核の傘」の提供を公式に保証するやいなや、南朝鮮と結託して大規模合同軍事演習を行おうとしている。今回の演習が南朝鮮にとって米国の「核の傘」公約の具体的実践過程になるのは明白である。

 米国と南朝鮮が騒ぐ「防御準備態勢」は取りも直さず北侵攻撃準備態勢の裏返しである。米国は対朝鮮核先制攻撃を狙った戦争策動を直ちに中止すべきである。(労働新聞17日付論評)

[朝鮮新報 2009.8.21]