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朝鮮国連代表部公使 ニューメキシコ州知事と会合

 南朝鮮の連合ニュースによると、朝鮮の金明吉・国連代表部公使と米国のビル・リチャードソン・ニューメキシコ州知事が19日、同州サンタフェの知事公館で会合を行った。

 リチャードソン知事は金公使との会合のあと、記者団に対して、今回の会合は朝米関係改善に向けた「希望の信号」だと語った。

 その後、米CNN放送の番組に出演した知事は、「朝鮮は米国との直接対話という新たなフォーマットを望んでいる」と述べた。

 また、MSNBC放送とのインタビューでも、「朝鮮がわれわれと対話する準備ができていることがわかった」としながら、「問題は6者会談の枠内か2国間かということだ」と指摘した。

 さらには、「朝鮮は6者会談への復帰を望んでおらず、米朝直接対話を望んでいる」と述べ、「次の措置は米国政府がどのような形式で対話を再開するかという決定」になるという見解を示した。

 知事は、「朝鮮はクリントン元大統領の訪朝について肯定的に語った。再び対話に関与することを望んでいるように見えた」とし、今回の会合を通じて「雪解けの可能性を感じた」と明らかにした。

 また、金公使が対話の再開に関してたいへん肯定的な立場を示したとも語った。

 金公使一行は18日、ニューメキシコ州に入り、リチャードソン知事と晩さんをともにした。

 金公使一行の今回のニューメキシコ訪問は、米国務省の承認を経て実現した。

 一方、ホワイトハウスは今回の会合について、米政府とは無関係だとしている。

 リチャードソン知事はクリントン政権時代、国連大使やエネルギー省長官を歴任した。朝鮮側とさまざまな協議を行ったことがあり、訪朝経験も豊富な人物。

[朝鮮新報 2009.8.21]