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南朝鮮で反政府闘争展開

 南朝鮮の「全国公共運輸社会サービス労働組合連盟」、貨物連帯(貨物運送特殊雇用職労働者連帯)をはじめとする労働運動団体、「韓国進歩連帯」「韓総連」(韓国大学総学生会連合)などで構成された「労働弾圧粉砕、民衆生存権、民主主義の獲得のための共同行動」が5月30日、ソウルで反政府闘争を展開した。

 警察は同日早朝から、集会の予定地となっていたソウル市庁舎前の広場とその周辺に戦闘警察を投入して完全封鎖した。

 これに反発した参加者らは場所を移して徳寿宮前や明洞などで集会を開き、貨物運送労働者の生存権の保障と労働運動に対する弾圧の中止を強く求めた。

 続いて、「李明博政府糾弾デモ隊」を組み、市庁舎前広場への進入を試みた。

 警察は多くの参加者を負傷させ、70余人を連行した。

 闘争はさらに拡大する兆しを見せている。

 南朝鮮メディアによると、民主労総(全国民主労働組合総連盟)は、各界の市民・社会団体と連帯して13日に政府の反人民的経済政策の全面的な転換を求める汎国民大会を開くと明らかにした。

 貨物連帯は11日から全面運送拒否闘争に突入し、双竜自動車労組は雇用主側の工場閉鎖措置に立ち向かってゼネストをやめないと強調した。

 金属労組は、10日から部分ストを展開すると同時に12日まですべての職場で投票を実施してゼネストに拡大することにした。

[朝鮮新報 2009.6.5]