top_rogo.gif (16396 bytes)

「PSI全面参加は百害無益」 南の市民団体 撤回を要求

5月27日、外交通商部庁舎前で記者会見を開き、PSI全面参加の撤回を求める市民団体メンバー [写真=統一ニュース]

 南朝鮮の市民団体は、南当局が5月26日に公式発表した「大量破壊兵器拡散防止構想」(PSI)の全面参加を撤回するよう強く求めている。

 「平和と統一を開く人びと」は5月27日、ソウル市にある外交通商部庁舎前で記者会見を開き、「南北関係を破たんさせ軍事的衝突を招き朝米関係の進展を妨げる百害無益のPSI全面参加を即時撤回せよ」と主張した。

 会見で発表された記者会見文は、「北が宣戦布告と見なすと警告したPSI全面参加を強行したのは、李明博政権が南北関係改善の一抹の可能性を自ら遮断し、南北対決と対北圧迫を露骨化すると宣言したようなものだ」としながら、「李政権下では南北間対立と軍事的緊張は持続されるしかない」と批判した。

 反戦平和団体「タハムケ」(みな一緒に)の活動家キム・ドクヨプさんは、「PSIは朝鮮半島と東北アジア地域を危険にさらすものだ」と指摘した。この他にも参加者らは、PSIを主導する米国などを非難した。

[朝鮮新報 2009.5.29]