〈論調〉 シン・ヘチョル氏告発は同族対決 |
数日前、南朝鮮の極右保守団体が、「光明星2号」の発射を称賛する記事をインターネットのホームページに掲載した歌手シン・ヘチョル氏を「国家保安法」違反容疑で検察に告発した。これは同族対決にやっきになっている者たちによるヒステリー行為である。 内外の同胞はわが国の衛星発射の成功を心から喜んでいる。このような中でシン・ヘチョル歌手も「慶祝」というタイトルの記事をホームページに載せた。 記事は「朝鮮民主主義人民共和国が主権に基づき、また適法な国際ルールにしたがいロケットの発射に成功したことを民族の一員として慶祝する」「わが民族が外部勢力に対抗する自主的な態勢を整えたことをうれしく思う」という内容だったという。シン氏がわれわれの衛星発射成功を踏まえ、同じ民族として民族的な誇りや自負心、喜びをこめた文をホームページに掲載したことはあまりにも自然な行為である。 極右保守団体の背後に李明博当局がいることは言うまでもない。 検察は極右保守団体が告発することを待っていたかのように、この事件を「公安1部」に担当させた。ハンナラ党は「人気取り」「個人の英雄意識」などとシン氏を非難し、彼を南朝鮮から追放すべきだと検察を煽っている。李明博当局がマスコミに送り込んだ者たちも「公開処刑もの」だとしながら、シン氏を極刑に処すべきだと騒ぎ立てている。 李明博当局は反民族的で反統一的な「保安法」をかざし、極右保守団体と検察、「ハンナラ党」、保守メディアを総動員し、南朝鮮を初歩的な言論の自由すらない人権不毛の地にしている。 今日は人気歌手であるシン・ヘチョル氏が検察の魔手にかかったが、明日また誰が検察に拘束されるかわからないほどだ。(民主朝鮮4月26日付論評) [朝鮮新報 2009.4.28] |