3.1人民蜂起90周年 6.15民族共同委が決議文 |
6.15共同宣言実践北側、南側、海外側委員会の3者による6.15民族共同委員会が1日、3.1人民蜂起90周年に際して共同決議文を発表した。 決議文は3.1人民蜂起を、「日本帝国主義侵略者によって奪われたわが民族の自主権を取り戻すための全民族的な反日愛国抗争であった」と評価。「蜂起を通じてわが民族は、外部勢力の奴隷として生きることを拒否し、民族の尊厳と自主権を侵害するいかなる蛮行も許さないという不屈の気概と自主精神を持った民族であることを内外に誇示した」と、その意義を強調した。 そのうえで、「3.1人民蜂起において発揮された自主と愛国の精神を継承し、民族の自主権を守っていこう」と訴えた。 また、民族の和解と団結を破壊し、対決と戦争を追求する一切の行為に徹底して反対すべきだと指摘した。 さらには、内外各階層の統一、民主、愛国勢力の大団結を実現し、朝鮮民族に対する日本の敵対行為と軍国主義再侵略策動に反対してたたかっていくと宣言した。 統一に向け力強い前進を 1日、発表された6.15民族共同委員会の決議文の要旨は次のとおり。 ■ 3.1人民蜂起は日本帝国主義侵略者によって奪われたわが民族の自主権を取り戻すための全民族的な反日愛国抗争であった。 3.1人民蜂起を通じてわが民族は、外部勢力の奴隷として生きることを拒否し、民族の尊厳と自主権を侵害するいかなる蛮行も許さないという不屈の気概と自主精神を持った民族であることを内外にはっきりと誇示した。 6.15民族共同委員会は3.1人民蜂起90周年を迎えて、民族の高い自主精神と愛国の魂を継承し、自主統一偉業を成し遂げようとする覚悟と意志を抱き次のように決議する。 1、われわれは民族の誇り高い自主独立の伝統と愛国精神を発揮し、民族の尊厳と自主権を守っていく。 90年前の3月1日にいかんなく発現された民族の自主精神は、6.15統一時代を開拓していくわれわれすべての心の中で自主の炎、統一愛国の炎として、いっそう強く燃え上がっている。 われわれは日帝の刃に倒れながらも自主を叫んだ愛国先烈のように民族の自主と尊厳を大切にし、民族の運命と利益を徹底して守護していく。 民族問題と国の統一問題に対する外部勢力の支配と干渉に反対し、事大屈従と外部勢力依存を断固として排撃する。 われわれは「わが民族同士」のスローガンを高く掲げ、自主統一運動をより組織化、大衆化し、全民族的運動に拡大していく。北南共同宣言を全面否定し、その民族史的意義を毀損し、6.15の結実を損ねるいかなる企図に対しても断固排撃する。 6月15日から10月4日までを6.15共同宣言と10.4宣言履行のための運動期間として設定し、この間、大衆的な統一行事とさまざまな連帯運動を集中的に組織し、わが民族が住むすべての地で北南共同宣言固守履行の新たな熱い風を巻き起こしていく。 2、われわれは民族の和解と団結を破壊し、対決と戦争を追求する一切の行為に断固反対、排撃する。 こんにちのように北南関係が最悪の危機に直面するようになったのは、北南共同宣言に対する公然たる否定と露骨的な民族対決行為に全面的な原因がある。 われわれは6.15共同宣言と10.4宣言を否定しながら民族対決をもたらす「非核・開放・3000」や「主敵論」といったすべての反民族的、反統一的対決論が再び頭をもたげないように粉砕する。 「吸収」と「変化」をうんぬんし、民族内部に極端な対立と戦争を呼び込む一切の行為に反対していく。 とくに、朝鮮半島の平和と民族の安寧を脅かす外部勢力との合同軍事演習と武力増強をはじめとする戦争策動を中止させ、戦争の根源を除去するために積極的に努力する。 3、6.15民族共同委員会を強化し、内外各階層の統一民主愛国勢力の大団結を実現していく。 われわれは思想と理念、主義主張と所属の差を超越し、民族の和合を願う内外のすべての政党、団体、人士らと固く手を取り合い、北南共同宣言履行のための共同の活動を積極的に繰り広げていく。 北南共同宣言の履行における6.15民族共同委員会の先導的役割をいっそう高め、北、南、海外の連帯を緊密に強化していく。 6.15民族共同委員会に所属する団体、人士らに対する迫害と弾圧行為に北、南、海外の3者共同で強力な対応をしていく。 4、われわれは、わが民族に対する日本の敵対行為と、軍国主義復活策動に反対してたたかっていく。 日本は敗戦後、今日までわが民族に対して犯した反人倫的な罪悪に対していかなる謝罪や賠償も行っていないばかりか、むしろそれを美化している。 日本軍「慰安婦」、強制徴用と徴兵、文化財略奪、朝鮮人集団虐殺など日本が犯したすべての罪悪の代価を受け取るまで、全民族的な反日闘争を展開していく。 日本の歴史わい曲、独島強奪企図、在日同胞弾圧策動を阻止するたたかいを展開する。 朝鮮と東北アジアに対する日本の再侵略野望と軍国主義復活策動に反対して最後までたたかう。 北南共同宣言履行のための祖国統一運動の新たな出発点に立ったわれわれの前には対決の強風が激しく吹きすさんでいる。 あきらめて座り込んだり、後に退くことはできない。 全同胞がわれわれを注視している。 北と南、海外すべての勢力は勝利に対する確固たる信念と楽観を持って、北南共同宣言が照らす自主統一の道を力強く前進しよう! [朝鮮新報 2009.3.4] |