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軍事会談北側団長が通知文 南側の武力挑発に「軍事的措置とる」

 朝鮮中央通信によると、10日に発生した朝鮮西海での武装挑発事件に関して北南将官級会談北側代表団団長は、事態の真相と北側軍部の原則的な立場を明らかにする次のような内容の通知文を南側に送付した。

 時代が変わった今も不法、無法の「北方境界線」を維持しようとして軍事的冒険に走ることは政治的挑発である。

 われわれの艦船の自衛権行使を「越線」だと罵倒し、不明な目標を確認しようとしたわれわれの艦船と軍人の存在を知りながら、「警告射撃」ではなく、直接照準射撃と「破壊射撃」を行ったことは、意図的で露骨な軍事的挑発行為である。

 数隻の艦艇を一時的に動員し、数千発の銃撃を加えた行為は、緊張緩和の動きをみせている朝鮮半島情勢の流れを第3の西海交戦で遮ろうとする南側保守勢力と軍部好戦集団の計画的な謀略行為である。

 委任により、事態の重大性に対するわが軍隊の原則的立場を次のように通知する。

 1、南側は、今回の事件を計画し実行したことについて謝罪し、その首謀者らを同族対決の狂信者、平和の破壊者として処分する応分の措置を講じるべきである。

 2、南側は「北方限界線」を固守する立場がこれ以上通用しないことを認識し、時代の要求と民族の志向に沿って、分別をもってふるまうべきである。

 3、朝鮮西海には唯一、われわれが設定した海上軍事境界線だけがある。今、この時刻からそれを守るためにわれわれは無慈悲な軍事的措置をとるだろう。

 4、南側は民族の和解と団結を破壊し、平和と統一を阻む行為に対して全面的な責任をとり、その代価を払うことになるだろう。

[朝鮮新報 2009.11.16]