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伽倻琴部門の在日同胞 「2.16芸術賞」2次予選進出

 【平壌発=姜イルク記者】在日本朝鮮文学芸術家同盟(文芸同)東京支部メンバーの韓英政さん(25)が、10月25日に尹伊桑音楽堂で行われた「2.16芸術賞」伽倻琴部門の1次予選を通過した。11月上旬に行われる2次予選を通過すれば来年2月の本選に出場できる。

 同コンクールは国内でもっとも権威ある芸術分野のコンクールのひとつで、今年も朝鮮各地の芸術家と学生が声楽、舞踊、楽器などの分野で技量を競っている。

 民族弦楽器伽倻琴部門には7人が出場。指定曲2曲と自由曲1曲が課題として提示された。

 伽倻琴部門2次予選には韓さんを含む5人が進出する。韓さんは初級部6年の時に伽倻琴を始めた。東京朝鮮中高級学校卒業後、金元均名称平壌音楽大学の通信教育を4年間受講した。

 韓さんは前回のコンクールにも出場したが、惜しくも本選で入賞を逃した。「当面の課題は2次予選を無事に終えること。技術をさらに磨いて本選で入賞を果たしたい」と意気込む。

 同大会にはこれまで金剛山歌劇団や地方歌舞団の団員らも参加してきたが、今回の在日同胞参加者は韓さんのみだ。

[朝鮮新報 2009.10.30]