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労働新聞 南側国防長官の「先制攻撃」発言を非難

 労働新聞9月26日付論評は、南朝鮮の金泰栄国防長官が就任前の国会人事聴聞会(9月18日)で「北の核兵器貯蔵場所」に言及し、それに対する「先制攻撃が可能」であると発言したことについて、「極めて重大な挑発」だと非難。北南関係の改善に対する内外の関心と支持世論が高まっているときに国会でこのような発言をした点に問題があると指摘した。

 論評は、南朝鮮の対決論者らは、何としてでも北側を刺激し、挑発を働いて北南関係の前進を妨げようとあがいていると述べた。

 そのうえで、金泰栄長官について、李明博政権の初期に合同参謀本部議長に就き、当時すでに国会で北側に対する「先制攻撃」暴言を吐いて良好に発展していた北南関係を瞬く間に悪化させた過去がある人物だと指摘。金長官が再び北側に対する軍事的攻撃の可能性について公言したのは、李政権内部に北南対決観念がいまだに根深く残っている証拠だと強調した。また、南朝鮮の保守勢力は理性を取り戻して現実を直視すべきであり、外部勢力と結託して同族と対決する旧態依然とした政策から抜け出すべきだと主張した。

[朝鮮新報 2009.9.30]