軍事境界線通行が正常化 1日から、南側企業も歓迎 |
南朝鮮メディアの報道によると、北側が昨年12月以来制限してきた軍事境界線を通じた陸路通行が1日から正常化された。 これによって、一日あたり6回だった通行回数は23回に増大した。 北側の朝鮮アジア太平洋平和委員会と南側の現代グループは8月17日、南側人員の軍事境界線陸路通行と北側地域での滞在規定を原状回復させることに合意。その後、北側は同20日、通行制限措置を21日から解除すると南側に通告していた。 南朝鮮統一部のスポークスマンは31日、北側からの通知にしたがって9月1日から陸路通行と開城、金剛山地区の滞在人員を昨年12月1日以前の状態に戻すと明らかにした。 また、貨物列車の運行と北南経済協力協議事務所の運営などに関する内容については現在、検討中であることも明らかにした。金剛山地区への出入りに関しては、観光事業が再開されていない現状を考慮したうえで、事業主である現代峨山、北側と協議する予定だと述べた。 通行および滞在に対する制限措置によって苦境におちいっていた開城工業地区の入居企業側からは正常化措置を歓迎する声があがっている。会社に顧客からの問い合わせの電話が相次ぐなど活気を取り戻しつつあるという。 開城工業地区企業協議会のユ・チャングン副会長は、今回の措置が取引先からの注文増加のきっかけになるだろうとしている。 [朝鮮新報 2009.9.4] |