金正日総書記が花輪送る 金大中元大統領に弔意 |
特使弔問団がソウル訪問 18日に死去した金大中元大統領に弔意を表すため、朝鮮労働党中央委員会の金己男書記を団長とする特使弔問団が21〜23日まで特別飛行機でソウルを訪問した。特使弔問団の南朝鮮訪問は金正日総書記の委任を受けて行われたもの。昨年2月の李明博政権発足後初めてとなる北側当局者の南朝鮮訪問は内外の大きな注目を集めた。特使弔問団は23日、青瓦台で李明博大統領と面会した。
関係発展問題を討議
特使弔問団は金己男書記のほかに、朝鮮労働党中央委員会の金養建部長、朝鮮アジア太平洋平和委員会の元東淵室長ら6人で構成された。 21日午後、金浦空港に到着した北側の特使弔問団は金元大統領の祭壇が設けられた国会議事堂の焼香所を訪問。総書記が故人の霊前に送った花輪を進呈した。また、総書記が遺族に宛てた弔電と慰労の言葉を伝えた。 特使弔問団団長の金己男書記は弔問録に「正義と良心を守り、民族の前に消すことのできない痕跡を残した金大中元大統領を追慕する」と記した。 焼香所では元大統領の遺族や民主党の丁世均代表をはじめとする国会議員など各界の人士とあいさつを交わし、キム・ヒョンオ国会議長とも面会した。 特使弔問団はまた、金大中平和センターを訪問。李姫鎬夫人と会い、総書記のメッセージを伝えた。 特使弔問団は1泊2日だった当初の滞在日程を延期し、23日午前、青瓦台で李明博大統領と30分ほど面会した。 朝鮮中央通信は、「席上では北南関係を発展させていくことに関する問題が話し合われた」と報じた。 22日には、金養建部長と統一部の玄仁沢長官の面談が特使弔問団の宿泊先のホテルで行われた。 特使弔問団は2泊3日の滞在日程を終え、23日午後、金浦空港を出発、平壌に戻った。 [朝鮮新報 2009.8.26] |