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欧米諸国も関心示す 朝鮮の地下資源事情

 朝鮮で地下資源に関する問題は国の重要機密に属する。資源調査分野に関してはいっさい外国との協力は行っておらず、具体的な埋蔵量も外部に公開していない。

 海外の調査機関などが発表している各種資料によると、朝鮮には約500種類の鉱物資源が埋蔵されており、経済的に価値のある有用鉱物は金、銀、銅を含めて200種類あまりに達する。

 代表的な鉱物資源として、鉛、亜鉛、マグネサイト、鉄鉱、タングステンなどがある。とくにマグネサイトに関しては世界最大級の埋蔵量を誇る。外部の資料では埋蔵量を36億トンと推定しているが、この数値には1980年代から本格的な開発が始まった大興青年英雄鉱山の埋蔵分は含まれていない可能性がある。

 近年、欧米諸国を中心に、朝鮮の豊かな地下資源に大きな関心が集まっている。

 有用鉱物の産出量についても朝鮮側は統計資料を発表していないが、近年、鉛は年間800万トン、亜鉛は20万トン、マグネサイトは100万トンあまりだと推定されている。これらの鉱物の国際市場価格を見ると、8日のニューヨーク先物取引市場で鉛は1ポンド(約454グラム)あたり0.8391ドル、亜鉛は0.8172ドルになる。マグネサイトは1トンあたり約2000ドルで取引されているという。

[朝鮮新報 2009.8.12]