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朝鮮で梅雨入り 各部門で水害対策

 15日発朝鮮中央通信によると、朝鮮が梅雨入りした。

 朝鮮では、毎年梅雨に入ると水害防止対策が国家的な規模で講じられている。

 今年、電力工業部門では、水力発電所のダムや取水口などの構造物の補修と整備を行って、梅雨にも途絶えることなく電力の生産を行っている。

 採掘工業部門では、坑の排水設備を点検、補修したり補強して坑の浸水を防止しており、採掘した石炭と鉱石の流失を防ぐ対策も講じている。

 鉄道運輸部門では、北部の内陸地域と東海岸線の線路と鉄橋、擁壁などが大雨による被害を受けないよう徹底した安全対策を立てている。

 農業部門では、排水場と揚水場をはじめとして、たまった水を取り除く施設を適時に修理、整備してフル稼働させている。

 一方、各地の農場では水路と雨水溝を深く掘り、急な豪雨にも土地と農作物、農業施設が浸水しないようにしている。

 国土環境保護部門と都市経営部門でも河川と水路、水源地、下水道網と雨水排水網の状態を調べ、不備を早急に改めるなど設備管理に力を入れている。

 閘門管理部門では、水門の管理を正常に行って水のはんらんを防止するよう万端の準備を整えている。

[朝鮮新報 2009.7.22]