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金日成主席逝去15周年 朝鮮各地で追悼、回顧行事

 金日成主席逝去15周年(7月8日)を迎えて、朝鮮の各地でさまざまな追悼行事が執り行われた。8日、主席逝去15周年中央追悼大会が金正日総書記出席のもと、平壌体育館で行われた。これに先立ち総書記は同日午前0時、国防委員会メンバー、朝鮮人民軍指揮メンバーとともに錦繍山記念宮殿を訪れ、金日成主席に敬意を表した。

中央追悼大会

万寿台にある金日成主席の銅像に献花する平壌市民(8日、文光善記者撮影)

 朝鮮中央通信によると、中央追悼大会では最高人民会議常任委員会の金永南委員長が追悼の辞を読み上げた。金永南委員長は、金日成主席は「朝鮮人民が5千年の歴史の中で初めて迎えた不世出の偉人、社会主義朝鮮の始祖、民族の父、チュチェの永遠なる太陽」であると強調。主席の生涯について具体的に言及し、その業績を称えた。

 また金永南委員長は、主席の思想と業績は金正日総書記によって輝かしく継承され発展していると指摘。総書記の指導の下で、きたるチュチェ100年代を「祖国の歴史に永遠に刻まれる繁栄の時代にし、祖国統一とチュチェ革命の終局的勝利を早めるべき」だと呼びかけた。

 具体的には、社会主義建設のすべての分野で「大革新、大飛躍」を起こして、主席生誕100周年を迎える2012年に「強盛大国の大門を開こう」と述べた。

 また、米国と南朝鮮当局の反統一策動を断固として打ち砕いて祖国統一の歴史的偉業を必ずなし遂げ、自主・平和・親善の理念に沿って対外関係を発展させていくと強調した。

 追悼集会はこの日、各道、市、郡、連合企業所などでも催された。

美術、写真展も

8日に平壌体育館で行われた金日成主席逝去15周年中央追悼大会 [朝鮮中央通信=朝鮮通信]

 この期間、中央追悼大会のほかにも各地で行事が催された。

 6日には、青少年学生の回顧舞台と女性同盟員と女性の回顧集会、労働者と職盟(職業総同盟)員の宣誓集会が平壌の青年中央会館と女性会館、万寿台の丘でそれぞれ行われた。これに先立って、農業勤労者の回顧の集いが2日、黄海南道延安郡で行われた。

 また、美術展示会が2日から平壌国際文化会館で、中央写真展覧会が3日から人民文化宮殿でそれぞれ開幕した。美術展には中央と地方の美術創作機関の作家による作品60余点が出品され、写真展では180点あまりの写真が展示された。

 4日には主席の記録映画が人民文化宮殿で上映された。

 一方、主席逝去15周年を迎えた8日付の国内各紙はいっせいに社説を掲載、強盛大国建設という主席の生前の念願を実現するために全人民が一丸となって立ち上がろうと呼びかけた。

[朝鮮新報 2009.7.10]