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「新国際経済秩序樹立に努力」 朝鮮代表が演説

 朝鮮代表が6月29日、世界金融・経済危機と開発への影響に関する国連会議で演説した。

 代表は、朝鮮政府は今後も新しい国際金融・経済秩序を樹立するための世界的な努力に積極的に加わると述べた。

 続けて、昨年、米国で発生して全世界に波及した金融・経済危機が多くの国の政治、経済、文化などの分野で否定的な影響を及ぼしているとし、これによって発展途上国が最も大きな被害を受けており、ミレニアム開発目標をはじめ国際的に合意された開発目標の履行に重大な難関が生じていると主張した。

 また、資本主義金融市場のバブルが崩壊して生まれた経済悪化の影響が先進国より発展途上国の人民に直接的かつ重大な影響を及ぼしているのは到底容認されないと強調した。

 さらに、今回国連で初めて世界的な金融・経済危機と原因を分析し、国際金融制度改革をはじめ重要な問題を取り扱ったことに肯定的な見解を表明した。

 そして、こんにちの世界金融・経済危機から脱するための唯一の活路は、古い国際経済秩序を清算してすべての国の自主権と利益が平等に保障される新しい国際経済秩序を樹立するところにあると主張した。

[朝鮮新報 2009.7.8]