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朝鮮で新型インフルエンザ対策活発

国境、空港などに防疫網

 11日発朝鮮中央通信は、「朝鮮が新型インフルエンザ防止に向けて徹底した対策を講じている」とし、対策の具体的な内容を伝えた。

 同通信によると、保健省中央衛生防疫所では世界的に広まっている新型インフルエンザの発生と関連した資料を傘下の防疫所に適時に通報してすべての保健医療従事者と住民に同インフルエンザへの警戒を促している。

 各防疫所では、保健医療従事者が新型インフルエンザの病原体と感染ルート、潜伏期、病状、予防対策、世界的な流行動態などを住民に知らせる活動を強化している。また、全国に監視地点を設け、季節性インフルエンザの割合を正確に掌握し、実験室での検査方法でインフルエンザの規模やウイルスの判定も行っている。そして、新型インフルエンザに関するデータを作成して各道の衛生防疫所に配布し、防疫関係者が各道、市、郡で防疫活動を行っている。

 一方、各地の総合診療所と里人民病院の世帯担当医の役割向上にも力を入れており、すべての世帯担当医が担当区域の住民に対する検査・検診を行っている。

 中央衛生防疫所では、国家品質監督局や獣医防疫所をはじめ当該機関との連携の下に、国境沿線地域と貿易港、空港で監視を強化し、新型ウイルスが侵入しないよう徹底した防疫網を張っている。

[朝鮮新報 2009.6.15]