経済発展と環境保護事業を結合させて持久的な社会発展を保障するための国家計画が作成される。

　作成期限は２０１０年まで。現在、プラン作成のための作業が環境保護研究所で進められている。

　朝鮮で長期的な環境戦略および計画が立てられるのは初めてだと環境保護研究所のチョン･チャングン副所長（45）は話す。

　新たな環境影響評価方法に基づいて、国の全般的な環境の実態を調査する。汚染の源と排出された有害物質の一覧、これらが及ぼす社会・経済的影響を把握することを目指している。

　把握したデータに基づいて、現行の経済発展計画と都市建設計画に適した長期的な戦略が立てられる。

　展望計画は環境保護と社会の持続的発展に関する10〜20年スパンの年次別計画として具体化されるという。

　とくに、平壌市をはじめとする主要都市や工業地区の環境を改善して、保護するのに重点を置くことになるという。【平壌支局】

［朝鮮新報 2009.6.3］