top_rogo.gif (16396 bytes)

今年の国家予算 歳入5.2%、歳出7%増

 今回の会議では、昨年度の国家予算執行状況と今年の予算編成の概要が明らかになった。

 金完洙財政相の報告によると、昨年の国家予算の歳入は前年比5.7%増だった。

 歳出に関しては計画の99.9%が執行された。項目別では、農業部門への投資が前年比5.4%の増加で、軽工業部門にも多くの資金が当てられた。また、科学技術部門への投資を増やしたほか、教育、文化、保健医療、スポーツ部門や無料義務教育をはじめとする各種社会施策に多くの資金があてられた。国防費の割合は総額の15.8%だった。

 一方、今年の予算編成に関しては、歳入が昨年比5.2%の増加。歳出は昨年比7%の増加で、多くを経済と人民生活部門にあてることが決まった。

 分野別では、人民経済の先行部門に8.7%、科学技術発展事業費に8%、農業部門に6.9%、軽工業部門に5.6%、都市経営部門に11.5%の増額を見越している。また、教育部門で8.2%、文化芸術部門で3.2%、保健医療部門で8%、スポーツ部門で5.8%の増加となる見込みだ(いずれも昨年比)。

 国防費には総額の15.8%が割り当てられる。

 また、在日同胞子女のための教育援助費と奨学金も予算に計上された。

 金財政相は今年の予算編成に関して、「経済強国の建設と人民生活の向上、国防力の強化に必要な資金の需要を円滑に満たすよう財源を最大限掘り起こし、非生産的支出を極力削減する原則」で行われたと明らかにした。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2009.4.17]